清須会議

遅くなってしまったが、猫助が最も敬愛する映画監督のひとり、三谷幸喜の「清須会議」を観に行ってきた。
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三谷作品が好きで好きでたまらない。面白くて当たり前だから、ちょっと見方が厳しくなるのはご容赦いただきたい。

「清須会議」のことを書く前に、これまでの三谷映画を振り返っておこう。

「ラヂオの時間」(1997年、原作と脚本と監督)
★★★★★
映画監督デビュー作にして最高傑作。
日本映画におけるシチュエーションコメディーでこの映画の右に出るものはないだろう。
劇場に複数回足を運び、DVDが出ると何十回も繰返してセリフを暗記するほど観た。
西村雅彦と奥貫薫が抱き合うシーンを除いて、無駄なカットが一つも無い。
冒頭からエンドクレジットの最後まで完璧な仕上がりだ。
三谷幸喜、恐るべき男。

「みんなのいえ」(2001年、脚本と監督)

監督2作目にして最低作品を世に送り出す。
デビュー作とは正反対で、無駄なシーンのオンパレードである。
要点をまとめると25分くらいの映画になる。
最高と最低をまず作っておく。
やはり恐るべき男である。

「THE 有頂天ホテル」(2006年、脚本と監督)
★★
脚本・三谷幸喜、主演・役所広司ときて面白くないわけがない。
しかし、なぜか笑えなかった。
これは監督が悪い。
あ、監督も三谷幸喜か。
「グランド・ホテル」形式の仕立てだが、個々のエピソードが中途半端で散漫な映画になってしまった。

「ザ・マジックアワー」(2008年、脚本と監督)
★★★
佐藤浩市が全力で空回りする映画。

「ステキな金縛り」(2011年、脚本と監督)
★★★★
久しぶりに笑える映画になった。
西田敏行と中井貴一が良い仕事をしている。
裁判のように緊迫した場面で笑わせる手法は三谷喜劇ならではのものだ。

ここまで順調に星の数を伸ばしてきた。
そして、今回の「清須会議」である。これはもう満点しかないでしょう。

「清須会議」(2013年、原作と脚本と監督)
ドラマとしては★★★、コメディとしては★★
何故ここに来て星が減るのか。
お金と時間をかければ良い映画ができるわけではないのだ。
役所広司は文句なしに面白い。
佐藤浩市は今回は全く空回りすることなく、非常に良い味で本作がコメディであることを思い出させてくれた。
しかし、全体としては盛り上がりに欠ける。
もっと会議の緊迫した場面に集中した方が良かったのではないか。
まあ、これは人それぞれの感じ方だからね。
十分に面白かったのだが、三谷ファンとしてあえて厳しい採点をさせていただいた。

(映画中年 猫助)

「清須会議」の公式サイトはこちら




三谷本で一番のオススメはこれ。

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No title

猫助さん、こんにちは!

映画記事を楽しみにしています。
ワタシも「清須会議」を観に行きましたよ!★はほぼ同じです。
お馴染みのメンバーだけど、役所広司は上手すぎる!ヨカッタ!
「ステキな金縛り」での西田敏行が出てきた時は三谷幸喜の発想に拍手でした!

あとは・・・「四十九日のレシピ」を観に行く予定で~す!

No title

south様

south様はかなりの映画通とお見受けしました。

更科六兵衛は受けましたね!
僕も三谷作品のああいった遊び心は大好きです。

「四十九日のレシピ」ご覧になられたら、感想などお教えくださいませ!
プロフィール

猫助

Author:猫助
ウナギの里、浜松市在住。
オートバイと猫とビールをこよなく愛するオッサン。
肺年齢は89歳。

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