バイク用品あれこれ

暑い暑い。何回書いても涼しくなることはないが、暑いね。
こんな暑い中、ジャケットを着て、ブーツを履いて、グローブまではめて、オマケにフルフェイスのヘルメットかぶって炎天下に出るなんて、頭が変なんじゃないのか、バイク乗りって。そんな格好で町を歩いているヤツはいないよ。バイクとセットでなけりゃ通報されるレベルだ。
あ、ズボンのことを書き忘れたが、当然長ズボンをはいている。
ズボンだけはいていないと、別の容疑で逮捕されるのだ。

今日は家でやることがあるので、エアコンの効いた部屋でブログを更新する。
バイク用品について2~3の話題を提供したい。

1.弐黒堂 スピードライドジッパーブーツ 兼光
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昨日、初めて実戦に投入した。
結果。
良くも悪くも「普通の靴」だった。
履き心地が悪いわけではないが、バイク用として取り立てて優れている点もない。
バイク用として存在を主張しているのはシフトパッドくらいのものか。
普段履いているガエルネのタフギア・フラットから履き替えると、シフト操作がやりづらく感じてしまう。
これは慣れで解決するとは思うが。
まあ、カッコイイから。
この一言で全て片付くんだけどね。
しかし、脚が痛くなかったら、タフギア・フラットを履いていれば、RZ改に後れをとることはなかったのだが。
いやいや、いい歳なんだから、そんなことを考えるのはよそう。
老いたのだよ、自分は。

2.VENTZ(ベンツ) エアーインテーク

月刊「オートバイ」誌7月号のギアーズテストに載っていたので、試しに買ってみた。
袖口に取り付けて空気を取り込もうというワケだが、単純な構造ながら効果がすごい。
これ考えた人って天才じゃないの?
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これが表。
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で、裏。つまり腕に接する方ね。
こちら側は柔らかい素材でできているので腕にぴったりとフィットする。
よく考えられているね。
実際に装着したのがこちら。
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この日はメッシュジャケットを着ていたのだが、それでも袖口からの空気の流入が良く実感できた。
二重丸の出来映えである。
ただ、付けたままジャケットを脱いで、再び着るとき、これが手に当たって落ちることがあるので、注意した方が良い。
まあ、落ちればまた付ければいいだけなんだけどね。

余談だが、「ギアーズテスト」は紹介文が分かりやすくて毎回参考にさせてもらっている。
オータさんの「こうなりゃ最高!」、「もうひと押し!」というコメントがまさにその通りなので、いっそのことメーカーさんはオータさんに試してもらってから発売すればいいんじゃないかと思うのだが、どうなんでしょう。

3.RAM MOUNTS(ラムマウント) ターンアーム

ナビの装着にラムマウントを使っている。
ラムマウントは、ベース - アーム ー ホルダー という組み合わせで構成されており、自由度が高い。
しかし、実はアームの角度は100%自分の思い通りに動くわけではない。
長いアームと短いアームを持っており、両方試したが、長さの問題ではない。角度に若干の制約がある。
そこで、導入したのが、「ターンアーム」というわけだ。
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真ん中の継ぎ手が180°動き、上下のアームは付け根が360°好きな方向で使える。
よって、これを使えば死角なし。まさに最強のラムマウントなのである。
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こんな感じで好きな方向、位置を選択できる。
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一本のアームに比べて自由度は比較できないくらい高い。
これで不満がある人は、そもそもラムマウントが向いていないのだと思う。

また余談だが、ナビって横位置で使うものという思い込みがあったのだが、それって車の2DINスペースに入れたから横位置が一般的になっただけなんじゃないだろうか。
むしろ進行方向に情報が多く表示できる縦位置の方が使いやすいと思うのだが。
車は無理にしても、バイクは自由で良いんじゃないの?
というわけで、自分は主に縦位置で使用しております。

今日はこんなところで。
また面白いものを見つけたらご紹介します。

3連休も今日で終わり。
ゆっくり身体を休めてくださいね。


VENTZベンツ/エアーインテーク

VENTZベンツ/エアーインテーク


テーマ : バイク用品
ジャンル : 車・バイク

バレーナ

今日は曇りだったが、弐号機(M696)に乗ると決めていたので、新しいブーツを履いて軽快に出発した。
目指したのは御前崎。

このブログを読んでくださったごうちゃんから教えていただいたお店でランチをいただくのが目的だ。
(本来は「ごうちゃんさん」と言うべきなのですが、「さかなクンさん」みたいなのでごうちゃんと呼ばせていただきます。)

教えていただいたのは「バレーナ」という洋食屋さん。
御前崎というと新鮮なお魚のイメージが強いので、食事もお刺身とかの和食を中心に考えていた。
洋食というのは意外だったが、考えてみれば港町に美味しい洋食屋さんがあっても何ら不思議ではない。

「なぶら市場」から東に進み、海岸沿いの道に行く手前の信号(下岬)を直進せず、右に曲がる。
少し走ると「Balena」という看板が右手に見える。
お店は駐車場の奥にある。
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弐号機の奥にあるお店がバレーナさん。
鯨の絵が見えるが、イタリア語で鯨を「バレーナ」と言うそうだ。

写真を撮り忘れたが、お店の中はカウンターのみのこぢんまりとしたもの。
でも、雰囲気がとても素敵なんだね。
大勢で押しかけて騒ぐよりも、隠れ家として内緒にしておきたいようなお店だ。

ランチメニューがいろいろあって迷うのだが、自分が注文したのは「ポークのガーリック オイスターソース」。
ライスとコーヒーが付いて1200円(+消費税)だ。
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レンズがゆがんだ酷い写真で申し訳ないが、お皿は普通に丸いのだ。

ソースが絶品!
最初の一口で「おお!」と心の中で叫び声を上げた。
しっかりした味付けだが、複雑なハーモニーを醸し出している。
大きくてゴロゴロした焼き野菜は、野菜があまり好きではない自分にもとても美味しかった。
あっという間に完食。
食後のコーヒーをいただくときに、せっかくなのでデザート(300円+消費税)を注文した。
自分が選んだのは自家製のチーズプディング。
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こちらも大変美味しゅうございました。

お店の方の接客も気持ち良く、奥様の「行ってらっしゃい」の声に送られて、良い気分でお店を後にした。

本格的な夏が目の前にやってきている。
御前崎の海も家族連れが目立つようになってきた。
人混みは避けたい天の邪鬼な自分だが、このお店にはまた来たいと思った。

良いお店でした。皆さんにもお勧めします。
ごうちゃん、どうもありがとう。


Bistro Balena(ビストロ バレーナ)
〒437-1621 御前崎市御前崎8-18
tel 0548-63-5609
11:30~15:00(オーダーストップ14:00) 
17:30~22:00(オーダーストップ22:00)



テーマ : 食べ歩き!
ジャンル : グルメ

ブーツのこと

三連休の初日。
雨でバイクに乗れず、自宅にて静養中。

暇なので愛用しているライディングシューズの話でも書こうと思う。

ガエルネ タフギア・フラット

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何年くらい履いてるんだろう。
まずビブラムソールのタフギアが出て、その後にフラットが発売された。
フラットが出てすぐに買ったので、7~8年?になるのだろうか。
今の製品とは若干デザインが違う。自分のタフギアは真っ黒。これが気に入っているんだけどね。
このブーツはバックル止めで、脱ぎ履きがとても楽に素早くできる。
シフトやブレーキの操作性も抜群。まるで素足のような、というと大げさかもしれないが、それくらいの感覚で乗ることができる。
何よりもその名の通りタフなのがすごい。
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長年使っていて歩く機会も多くあったが、ソールがほとんど減っていない。
樹脂パーツの劣化も全くない。
タフにもほどがあるってもんで、こんなに頑丈な靴を作ったら買い換えてもらえないんじゃないだろうか。
ちなみにバックルは一度も交換していない。
完全防水ではないが、少しくらいの雨なら全く気にならない。
これで防水のタフギアが出たら、他のブーツは必要がなくなってしまう。


エンジニアブーツ(ショート)

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バイク乗りなら一足は持っているエンジニアブーツ。
これは高価な外国製ではなく、お手頃価格の日本製。
自分の足は甲高幅広の典型的な田舎足なので、外国製のエンジニアブーツは脱ぎ履きに非常に苦労するのだ。
この製品は日本人用に日本の職人さんが作ったものなので、足にぴったりなじむ。
泣きながら履くこともなくなった。
どういうときに履くのかというと冬場が多いかな。
タフギアよりは暖かい気がする。
つま先にはスチールカップが入っているので何となく安心感もある。
その分、操作性はタフギアに劣るが、少し走れば慣れてしまう。
ちなみに、エンジニアブーツはヒールが高いため、足つきが少し良くなるのだ。
脚の長い人には関係ない話しだが、短足の自分にはちょっぴり嬉しいオマケである。

タフギアはまだまだ使えそうなのだが、次に買うとしたらどんなブーツがいいのか考えていた。
脱ぎ履きが楽なこと、フィット感があって操作性がよいこと、防水であること。
この辺りを条件にすると、RSタイチさんのドライマスターBOAライディングシューズが候補に入ってきた。
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よし、次はこれを買おうと思っていたら、ネットで違うブーツを衝動買いしちゃいました。

弐黒堂 スピードライドジッパーブーツ 兼光

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エヘ。昨日届いた。
自分は「マッドマックス」のグース信者ではあるが、バトルスーツ等は着ない。
ああいう格好はバイクに乗らない人たちにかなりの威圧感を与えてしまうのだ。
だから、できるだけ街中でも違和感が出ないような服装を心がけている。

でもね、でもね、格好いいんだよ。
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ね。カッコイイでしょ。(と同意を求めてみる)
スペックとか何も気にせず、まさに衝動的にポチってしまった。
レースアップで、あて革もあるからかなり脱ぎ履きが面倒だと思ったのだが、サイドにジッパーが付いていた。
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これなら割と楽に履けそうだ。
しかし、試しに履いてみたが、タフギアの方が楽だったね。
別にいいんだもん。
カッコイイのが正義なんだもん。

ちなみに、「つま先の金具はいかなる目的で付随しているのか」と嫁に訊かれたが、即答できなかった。
なんでだろうねえ。

実際に使ってみる予定だったが、今日はお預け。
感想はまた次の機会に。



gaerneガエルネ/TOUGH GEAR FLAT(タフギア フラット) ライディングシューズ

gaerneガエルネ/TOUGH GEAR FLAT(タフギア フラット) ライディングシューズ


RSタイチRS TAICHI/006 DRYMASTER (ドライマスター) BOA (ボア) ライディングシューズ

RSタイチRS TAICHI/006 DRYMASTER (ドライマスター) BOA (ボア) ライディングシューズ

チョコレートドーナツ

ずっと待っていた映画がやっと浜松で上映されることになった。
タイトルは「チョコレートドーナツ」。
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朝の初回上映から多くの人がシネマイーラさんに集まっていた。

タイトルとチラシの惹句からハートウォーミングな物語を想像して観に行くと手痛いしっぺ返しを食らう。
舞台は1979年のアメリカ。
ゲイのカップルが薬物中毒の母を持つダウン症の少年と愛に溢れた家庭を持つ。
しかし、万人に対して平等であるべき法は執行者の偏見と差別によりゆがめられ、二人の父親と少年を引き裂こうとする。

ゲイへの差別撤廃を求めるパレードにアップルの社員や家族5000人が参加したという報道がつい最近なされていた。
ティム・クックは以前からLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)への差別反対を唱えてきた。
もともと自由な気風を伝統とするアップルだが、世界のトップ企業がLGBT差別撤廃を訴える時代になったのだと思うと、時代の変化を改めて感じる。
1979年当時はまさに映画の通りだったのだろう。ゲイであることが職場に知られただけでクビになってしまう。
映画を観ている観客は何が正しくて、何が間違っているかを理解できるが、当事者は自分が差別や偏見に満ちているとはこれっぽっちも思っていないのだろう。自分たちこそが正義だと胸を張っている。
これは1979年の出来事だが、今の社会への問題提起でもある。
デモで差別撤廃を訴えるのは、差別や偏見が根強く残っている証なのだ。
出生前診断で染色体異常が認められた妊婦さんの97%が中絶したという記事もあった。
悩みに悩んだ結果だということは理解するが、ダウン症は決して不幸な子ではないのだ。

この映画のテーマは重いが、内容は決して暗いものではない。
どんな逆境に陥っても決して闘うことをあきらめない主人公達には希望を与えられる。
特にアラン・カミングがメッセージを込めて歌い上げる曲には魂を揺さぶられてしまう。

今年必見の映画です。
★★★★★(映画中年 猫助)

公式サイトはこちら。
http://bitters.co.jp/choco/index.html





棚田いこうよ

ガチョ~ン!
谷だァ!

いや、

棚田。


台風一過、青空が広がった。
腰のリハビリをバックれて、弐号機(M696)で走ることにした。
目指すのは菊川市上倉沢せんがまちの棚田である。
棚田のある風景が好きなんだ。
稲作文化のある国では日本以外でも見ることができるが、何故か棚田には日本的な景観美を感じてしまうんだよね。
上倉沢の棚田は農業人口の減少で荒廃していたが、かつての景観を取り戻そうと、NPO法人を立ち上げて保全に努められている。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
http://www.tanada1504.net/

何はともあれ、上倉沢の公民館にバイクを停めさせていただいて、そこから棚田を眺めてみた。
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あれ、何か違う。
思っていた風景ではない。
横手の道から上に登ってみた。(もちろんバイクで。)
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ああ、これこれ。これが棚田だよねえ。
田んぼに水を張った直後の光る棚田を見てみたかったのだが、青々とした棚田もまたいいものだ。
せっかくなので弐号機と記念写真を撮った。
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棚田には、「日本の棚田百選」というものがある。
虚弱体質の自分は「日本の百名山」制覇なんてことは考えられないが、棚田百選制覇ならできそうな気がする。
日本各地の棚田をバイクで巡ってみるのも悪くないよねえ。

すっかりいい気分になったので、お昼ご飯を食べることにした。
向かったのは島田市にある「百小屋(ひゃくしょうや)」さん。
ものすごく久しぶりにお邪魔した。10年?20年ぶり?
今でも変わらない人気店なのが嬉しい。
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建物は飛騨の合掌造りをそのまま移築したものだ。
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店内もいい雰囲気。
囲炉裏端に座らせてもらった。

とにかく今日は暑かったので、まずノンアルコールビールで喉を潤す。
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いや~、しみるなあ!
こんな時はノンアルコールビールでも十分に美味しく感じる。
ノンアルコールビールでもお通しが出るのね。
美味しかったので結構ですが。

朴葉味噌の付いている飛騨料理の山家膳も食べたかったが、イナゴが食べられないので京料理の「味くらべ」を注文した。
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何とも豪華なお料理です。
もちろん全て美味しくいただきました。

バイクで知らない町に行き、美しい風景を眺め、美味しい料理を堪能する。
気分は最高!

だったのだが、帰り道渋滞にはまってしまった。
メッシュジャケットは走っているときこそ涼しいが、止まるとやたら暑い。
弐号機(M696)に付いている外気温計を見てみると、そこにはデジタルで「41°C」と表示されていた。
僕は何も見なかったことにしてそっとトリップメーター表示に戻しておいた。




無口なライオン

この歳になってアイドルのことを書くのはさすがに気が引けるが、少しお付き合いいただけるとありがたい。

乃木坂46のPVがすごいということを以前書いたが、7月9日に9枚目のシングル「夏のFree&Easy」が発売された。
タイトル曲のPVは正統派アイドルのそれだが、今回もやってくれた。
タイプBのカップリング曲、「無口なライオン」。

透明感溢れる少女達の何気ない日常が、主人公(西野七瀬)の想いを通して永遠の瞬間に結晶する。
「気づいたら片想い」では「西野七瀬が誰であるかを知らなくても、この映像には泣かされてしまうはずだ。」と書いた。
今回もその点は同じだが、西野七瀬のことを知っていると更に深く心に染みる。
それは西野自身が「無口なライオン」だからだろう。
若月は相変わらず男前だし、ラストで見せるキャプテン桜井の表情が印象的だ。

カテゴリーを音楽にするか映画にするかで迷ったが、とりあえず音楽に分類しておいた。
映画にした方が良かったかもしれない。

監督は湯浅弘章さん。
名前を覚えておきたい。







金賞の行方

迷惑メールの対策として、プロバイダのフィルターがあり、さらにメーラーにもフィルターをかけている。
だから、不愉快なメールに悩まされることも少なくなったのだが、たまにフィルターをすり抜けて届く広告メールがある。
そういうメールに限って、なぜかダイエットや育毛剤の広告が多いのだが、まさかフィルターが気を利かせているワケじゃないだろうねえ。あるいは、誰かが僕の情報をこっそり流しているとか。

今日届いたのも育毛剤の広告なのだが、気の利いたフィルターに感謝しつつ本文に目を通してみた。
すると、そこには聞き慣れた、しかし違和感のある言葉が書いてあった。

*****************************************************
  モ ン ド セ レ ク シ ョ ン 3 年 連 続 金 賞 受 賞!
*****************************************************

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え、ちょっと待って。
モンドセレクションって食品関係の賞じゃないの?
毛はえ薬って美味しいの?

意味が分からなかったので、早速ネットで調べてみた。
すると、化粧品やダイエットなどの非食品部門も存在することが分かった。
ほおー、調べてみるもんだね。

ちなみにWikipediaによると、「全審査対象品のうち5割が日本からの出品で、日本から出品した食品の8割が入賞している。」らしい。
ふ~ん。もう日本でやればいいんじゃね?

更に読んでみると、モンドセレクションはコンクールではなく絶対評価で、「定められた技術水準を満たした商品には全て認証が与えられる」そうだ。
そういうものなのか、モンドセレクション。

銀賞とか銅賞ってのは何だか微妙な雰囲気だねえ。





かもめのジョナサン 完成版

「かもめのジョナサン」に「完成版」が出たと聞き、早速読んで見た。
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この本が日本で出版され大ブームを巻き起こしたのは1974年で、僕はまだ11歳の少年だった。アーサー・ランサムの本に夢中で、「かもめのジョナサン」は大人が読む本だと思っていた。
ジョナサンに初めて出会ったのは高校生になってからだ。学校の帰りに古書店に立ち寄ったら、読んだ形跡のない、ほぼ新品の「かもめのジョナサン」が50円で売られていた。恐らくブームに乗っかって買ってはみたが、読む機会を逃して売られてしまったのだろう。少し不憫に思った僕はその本を買って帰り、期待もせずに読み始めた。
一気に読み終えたのは、かもめの写真が多くて本文が短かったからだけではない。惰性で生きることを拒絶し、群れから離れて只ひたすら飛ぶことを追求するジョナサン・リビングストンの孤高な生き方に感銘を受けたのだ。

最初に出版されてから40年が経過して、最終章であるPart Fourが加えられ、ここに「かもめのジョナサン」は完成した。
何故リチャード・バックが今になってPart Fourの封印を解いたのかは、序文で明らかにされており、実際に最終章を読むとその意味が理解できる。

高校生の頃はPart Oneだけが強く印象に残り、Part TwoやPrat Threeはあまり理解できていなかった。今になって読み返してみると、それらの意味が深く心に落ちてくる。三十年以上を経て、もう一度この本を読む機会を与えてくれたことに感謝したい。

「かもめのジョナサン」は寓話の形で語られることにより、読み手に自由な解釈を許容している。今回、最終章が加えられたことで、リチャード・バックが真に伝えたかったことが明確になった。

生きる意味とは何か。自分は何をやるべきなのか。自由はどこにあるのか。
悩んでいる若い人たちにこそ読んでもらいたい本だ。

僕が人生で一番大事にしているのは「精神の自由」だ。肉体が衰え、時間に束縛されようとも、心が自由であるかぎり僕は僕でいることができる。
「かもめのジョナサン」は自分でも全く気づかないうちに僕に計り知れない影響を与えていたのかもしれない。
その証拠に、僕はこの歳になっても群れることなく自由を求めてオートバイに乗り続けている。
おそらく、これから先も。



地球防衛未亡人

出張に出る機会が多いが、脚が痛いのでホテルから出られない。
先日もホテルで何もやることがなく、iPadで映画を観た。
鑑賞したのは「地球防衛未亡人」。
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浜松でやってなかったんだよね、これ。

見終わった感想を一言で申し上げます。
今年見た映画の中で最もくだらない映画だった。
日本にラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)があったら確実に受賞する出来映えだ。
しかし、ラジー賞を獲るにはくだらないだけでは不十分で、くだらなさを超えたインパクトが必要なのだ。

地球防衛軍(JAP)のエースパイロット、ダン隊員(壇蜜)は元芸者で、3年前に襲来した怪獣にフィアンセを殺された。その怪獣に復讐するために芸者からパイロットになったのである。
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 壇蜜 = 芸者 → 未亡人 (→分かる)
       ↓
   地球防衛軍エースパイロット (→分からねえ。フフフ)

で、地球防衛軍の長官が本物の元ダン隊員。
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すげえ。

3年前にフィアンセを殺した怪獣ベムラスが東シナ海の三角諸島(笑)に再び姿を現わした。
「長官!私に出撃命令を!」という勇ましいセリフと共にダン隊員が登場するのだが、壇蜜さんの気の抜けたサイダーのような声で出鼻をくじかれる。すげえよ、壇蜜さん。

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博士を演じるのは、こちらもウルトラシリーズでおなじみの堀内正美さん。
博士だけは唯一まともな人だと思われていたが、やっぱり変な人だった。

怪獣ベムラスは、場所が場所だけに対応にもたつく防衛軍を尻目に本土に上陸し、浜浦発電所(笑)を襲う。
ダン隊員が攻撃を仕掛けるがあえなく失敗。ベムラスは使用済み核燃料を次々と食べ始める。
そこで登場するのが有名政治家の皆さん。
宇部総理に石倉元都知事。
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更にアメリカのオズマ大統領も加わって、ベムラスの奪い合い、押し付け合いの騒動が始まる。
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大統領を演じるのはもちろんノッチ。

その先にあるのはカオス。
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壇蜜さん、踊り始めちゃうし。
くっそー、止めろよ!壇蜜さんのファンになっちゃうじゃねえかよ!

くだらないんだけど、所々完全にツボにはまってしまう場面があって、脚の痛みも忘れて笑い転げてしまった。

でも、映画作りに関して気合いの入り方はハンパない。
長官役の森次晃嗣さんはもちろん、ウルトラセブンでアマギ隊員を演じた古谷敏さん(ウルトラマンの中の人)がキャスター役で出演していたり、ウルトラシリーズに対するリスペクトの高さを感じる。
特撮もCGなしでやってるし。
さらに、防衛軍のユニフォームデザイン担当は藤原カムイさんだし、怪獣は麻宮騎亜さんがデザインしている。
なんという豪華さだろう。

水と油である特撮怪獣ものと、お色気番長の壇蜜さんを組み合わせて、ノッチや岩井ジョニ男のスパイスを混ぜれば美味しいドレッシングができると思ったのだろうが、そうは問屋が卸さない。完全にシェイクするのを忘れている…。

お馬鹿な設定で大まじめに社会風刺をする映画というと、「アイアン・スカイ」を思い出すが、「地球防衛未亡人」は、より直接的な風刺になっている。
特定秘密保護法に反対している人は今のうちに見ておいた方がいいよ。そのうち政府によって秘密にされちゃうから。

マジでくだらないわ。でも、好きなのか、嫌いなのかという二択を突きつけられたら…


ごめん。好きだわ。

堂々の星ひとつですっ!

★(映画中年 猫助)




プロフィール

猫助

Author:猫助
ウナギの里、浜松市在住。
オートバイと猫とビールをこよなく愛するオッサン。
肺年齢は89歳。

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