バネバネの里

浜松市引佐町にある「バネバネの里」に行ってきた。
バネバネの意味がよく分からない。
とりあえず出発してみる。

カーナビで検索できなかったので、付近の住所を入力した。
68号線から北に入らねばならないのだが、「かわな野外活動センター」の大きな看板が目印になるので、そこを入れば良い。
その先は「バネバネの里」の看板に従って細い道を少し進むと駐車場に到着する。


少し歩くと入り口の看板がある。

「バネネバの里」? 「ネババネの里」? どうしても「バネバネの里」と読めない。わざとか?
輸入雑貨、ガーデニング、山野草、カントリー雑貨、草木・柿渋染、アンティーク和物、備前焼。以上。
守備範囲が広すぎる。侮れない予感。

ここを上るわけだね。

すげえ、こんな急斜面に良く建てたもんだ。

階段を上る途中にもいろいろと見る物があって退屈しない。

こういうところには掘り出し物がありそう。

さすがにこれは売り物ではないだろうな。

坂のてっぺんに本店(?)があり、向かいにはカントリー雑貨がきれいに展示されている。

ブラザーのタイプライター。8000円也。

僕が学生の頃、タイプライターは現役でテレビCMも流れていた。就職してもしばらくはタイプライターのお世話になったものだ。今やアンティークか。
クラシックカメラもあった。

以前中古カメラにはまっていた時期があり、かなり散在した。今は謹慎中だ。今日も我慢したよ。
キヤノンのAE-1に2000円のプライスがついていた。このカメラは電子制御カメラの走りで、電池がないとシャッターが降りない。幸い電池(4LR44)は今でも手に入るので、電気系が生きていれば使えるかもしれない。

本店の2階はアンティーク和物や衣類が展示されている。



こちらはガーデニングスペース。




本店1階は雑貨スペースにカフェが併設されている。

今日は暑かったので店内でいただくことにしたが、季候が良ければオープンテラスが気持ちよさそうだ。

ちょっとした小旅行気分だね。

カフェでお願いしたのがケーキ(350円)とコーヒー(400円)。

コーヒーが驚くほど美味しいのよ。
豆が特別な物で、どこから仕入れているかとか聞いたのだが、全て忘れてしまった。申し訳ない。
コーヒーが美味いというのはカフェの絶対条件だ。
かくして、ここ「バネバネの里」は自分のお気に入りカフェのリストに加わったのである。

あ、「バネバネ」の意味を聞くのを忘れた。

とにかく、「バネバネの里」。パネェっす。



静岡県浜松市北区引佐町川名106-66
tel:053-544-0188
営業時間 10:00~17:00(日曜営業)
定休日 月曜日・火曜日・水曜日・木曜日

注意! 8月、12・1・2月はお休みです。

祝!ロケッティア20周年?

大好きな「ロケッティア」のブルーレイがやっと発売された。



アメリカで公開20周年を記念して発売された物がやっと日本でも出た。
今、2013年。
公開が1991年だから、2年も遅い。まあ、いいけど。

ロケッティアの何が好きって、一番はコスチューム。



革のジャケット(シェフジャケット)と鉄製のヘルメット、飛行ズボンにロングブーツという組み合わせがオッサンの脳幹を直接刺激する。



これ、これ。



そう、これなのよ。



このシーンは格好良すぎてしびれる。



フィギュアで似たポーズをとらせて遊んでみた。

パイロットである主人公が、ある日ロケットパックを手に入れたことから物語が始まる。
そのロケットパックはナチスのスパイも狙っており、女優である恋人も巻き込んでの冒険活劇が展開される。

ロケットパックだから、ロケッティアは空を飛ぶんだけど、全編飛んでいるわけではない。
今ならCGで自由に飛ばすことができるのだろうが、当時は光学合成、いわゆる特撮である。
数秒飛ばすのにも莫大なお金がかかるので、さほど飛ばない。
でも、ここ一番の時にはちゃんと飛ぶし、そのスピード感がたまらなく心地よい。



これ、これ。



うっひょ~!!

CGよりも「飛んでる感」が遙かに高いと感じるのは僕だけだろうか。
CGは所詮「絵」だけど、特撮は生身の人間が吊るされているわけだから、リアリティが違う。

主演のビル・キャンベルはこの映画では縦横無尽の大活躍を見せている。以降のヒット作に恵まれなかったのが気の毒だ。
スパイ役のティモシー“007”ダルトンが敵役を存分に楽しんでいる。007でキャラクターを押しつけられていた分、伸び伸びと演じているように見える。
恋人役のジェニファー・コネリーは当時最も輝いていたアイドルスターだ。
これで面白くないわけがないのだが、何故か興行的には成功とは言えないものだった。

今見ても面白いと思うんだけど、どうなんだろうか。
好きな人は大好きという、かなり評価の分かれる映画であることは間違いない。
空を飛びたいと思ったことのある方は、是非一度ご覧ください。

★★★★★(映画中年 猫助)

PS アマゾンは発売直後に400円も値下げするのやめろっつーの。予約客を大事にしろ。







大人買い

昨日、小比類巻かほるのアルバムが届いた。



1st 「 CALL MY NAME 」(1985)
2nd 「 No Problem 」(1986)
4th 「 Hearts On Parade 」(1988)

何故、3枚まとめて買ったかというと、3枚同時に発売されたからだ。特に意味はありません。

3rdアルバムの「 I'm Here 」が今年の4月に「ブルー・スペックCD2」という技術で復刻された。
もちろん、今回発売された3作品も全て「ブルー・スペックCD2」によるニューマスタリングだ。
前回の「 I'm Here 」の出来が良かったので味を占めたのだろう。(SonyもKohhyファンも)
それで、一気に3作品のリリースとなった。めでたい、めでたい。
この調子で、5th 「SO REAL」(1988)、6th 「TIME THE MOTION」(1989)辺りまでは是非とも「ブルー・スペックCD2」による再販をお願いしたい。
Kohhyの頂点とも言える作品群だからね。
1stアルバムと5th 「SO REAL」に収録されている「I'M GOOD AT IT」を聴き比べると、迫力の違いにきっと驚くに違いない。
7th「DISTAИCE」(1990)、 8th「silent」(1991)とくると、内容がディープな方向に進んでくるが、できればこれらもより良い音質で聞いてみたい。
だったら、いっそのこと全部再販すればいいじゃない。そうそう。Sony様、ぜひ!お願いいたします。大人は欲しい物は買うんだから。

しかし、改めて聴いてみると、Kohhyって昔から歌が上手いんだな。当たり前だけど。
初期はちょっとアイドルっぽさもあったりするけど、歌唱力は変わらないね。

今、僕たちKohhyファンが望むものは新しいアルバムだ。
2011年に「樹形図」というセルフカバーアルバムが出たが、新作が聴きたい。
こういうのはどこにお願いすれば実現するんでしょうか?
教えて、偉い人!!









復活!

きっちり3日間で風邪を治しました。
エライ! やればできる子なのよ、僕って。
熱はそれほど出なかったのでインフルエンザではないと確信し、土曜日に受診。
先生は「葛根湯出しときましょ」とおっしゃった。
気の弱い僕は、(いや、実は昨日葛根湯飲んだんですが・・・)とは言えず、薬をもらって帰宅。
でも、これが良かったのよ。
葛根湯はその名の通り、お湯で飲むのが正解。
先生にはお湯に溶かして飲むよう言われたのだが、苦くて不味くてとても飲めない。
だからお湯で飲んだ。どっちみちお腹の中で溶ければ一緒でしょ。
後はひたすら寝た。身体が痛くなるくらい寝た。
3日間、ほぼベッドの上で過ごした。
で、何とか今日はお仕事に行けたというわけである。
疲労が蓄積されていたのかもしれない。
神様に休めと言われたのだろう。

今日のお仕事先はこちら。

マジかよ。

吊り橋なんか架かってますが。
これでも浜松市。どれだけ広いんだよ、浜松市。
自宅から車で2時間近くかかる。
往復で4時間。
病み上がりには結構ハードだったね。
蕁麻疹が出てきた。

復活記念に小ネタを一つ。
先日、久しぶりに聖地アキバに行ったのだが、聖地と呼ぶには荒廃しすぎていた。
電気街とはいうものの、家電品を売ってる店なんてない。
ほとんどがオタクの巣窟と化している
メイドカフェの少女達はいたるところでビラを配っている。
ちなみに、僕は一枚ももらえませんでした。orz
まるで僕が見えていないように華麗にスルーされまちた・・・。

オタクの魔都アキバで見つけた一品がこちら。

なんてことのないUSBケーブルなのだが、メーカーを見ると・・・

なんと「Pineapple」。
レインボーカラーで、ご丁寧にかじった跡までリンゴにクリソツ。
こんな物ばかり作ってると、金持ちになっても決して尊敬はされないよね。
まあ、買う方も買う方だが。
アキバはもう行かね。

お休みします。

やっべえ、また風邪ひいた。
最近忙しかったし、免疫力が低下しているのかもしれない。
しかし、今回の風邪は心当たりがある。
水曜日に出張した時、帰りの新幹線で前の席に座っていたオヤジがずっと咳をしていたのだ。
公共の場(しかも密室)で、マスクもせず咳をし続けるオヤジに一瞬殺意を覚えたが、混んでいたので席を変わることもなく我慢していた。
今思えば、早めに始末しておけば良かった。
今日は会社に行ったが、症状が悪化したので、同僚に感染させてはいけないと思い、早々に帰ってきた。
ちょと辛いデス。
というわけで、ブログの更新は少しお休みさせていただきます。
こんな拙い文章でも読んでくださっている皆さん、本当にすみません。
三連休は絶対安静で風邪を克服します。
まあ、その間ヒマっちゃあヒマなので、ツイッターでは時々つぶやくかもしれません。
夏とはいえ、油断は禁物。
皆様もお気をつけくださいませ。

究極の理子友

今日、「理子友」であるシゲにぃさんから書留が届いた。
何が入ってたと思う?
開けてビックリ、ベティーちゃん。



福山理子さんの銚子電鉄犬吠駅1日駅長就任記念1日乗車券が2種類、「おくさん」のイラスト入り入場券、ポイ捨て禁止ステッカー、そして「理子友」ステッカー。

銚子電鉄さんの危機を救おうと立ち上がった理子さんとオートバイ女子部の皆さんが協力して、7月7日に銚子電鉄90周年記念イベントが開かれたことは以前にも書いた。
僕もそのイベントには是非参加したかったのだが、事情が許さず、ぬれ煎餅を買って浜松から応援することにした。

そんな僕のために、シゲにぃさんがわざわざ乗車券等を買って送ってくださったのだ。
これにはさすがのオッサンも泣いた。
たぶん全米が泣いた。
しかも、裏には理子ちゃんのサインがが書かれている。



僕の名前入りで。
シゲにぃさんが理子ちゃんにお願いして書いてもらったんだね。

この乗車券や入場券をオークションに出している人がいる。
その行為自体を非難するつもりはない。行きたくても行けなかった人にはむしろありがたいことなのかもしれない。
でも、これは落札価格以上の価値を持たない。
一方僕がもらったチケットにはプライスレスの価値がある。
心の中にとてつもなく大きな貯金をさせていただいた。

逆の立場だったら、僕はこんな事を思いついただろうか。
とにかくシゲにぃさんに感謝するのみだ。

そして、この出会いを作ってくれた理子ちゃんに感謝しなければならない。
理子ちゃん、ありがとう。
あなたを愛する人々が、あなたを通して、こうして友達の輪を広げています。

感謝。そして感謝。
みんな、ありがとう。
いつか恩返しをさせてください。
自分の心の貯金を貯めるだけでなく、皆さんの心も豊かにしたい。
そんな人間になりたいと思っています。

ありがとう。

スタンリーのお弁当箱

もう20年近く前のお話。
浜松に本格的なインド料理店がオープンしたので食べに行った。
オーナーもシェフもウェイターもスタッフは全てインドの人だ。
料理を注文した際、ビールも一緒に頼んだ。
すると、スーパーマリオ似のウェイターが、

「ニホンノびーるニシマスカ?いんどノびーるニシマスカ?」

と、たどたどしい日本語で聞いてきた。
せっかくなので、「インドのビールをお願いします」と、分かりやすくゆっくりと注文した。

数分後、出されたビールはどこから見てもスーパードライだった。
一瞬、インドでスーパードライを生産しているのかと思ったが、紛れもない日本製だった。
アサヒ出すなら、いちいち聞くなっちゅーの。

そんな不思議な国、インドの映画を観に行ってきた。
タイトルは、「スタンリーのお弁当箱」。

インド映画のくせに誰も踊らないし、歌わない。(正確に言うと、ちょっと踊るし、ちょっと歌う。これは仕方ない。)
あらすじを書こうと思ったが、面倒なので公式サイトからコピペする。

-------ここから-------
 明るい性格で、「お話」が得意なスタンリー少年は4-Fクラスの人気者。
昼食の時間。クラスメートはそれぞれ持参してきたお弁当を並べてみんなで食べている。
 一方、スタンリーはといえば、家庭の事情でお弁当を持ってこれないため、教室を
そっと抜け出し、水道水を欽んで空腹を我慢している。
 昼食の時間になるといつもいなくなるスタンリーを見かねたクラスメートのアピ
シェークは、自分たちのお弁当を少しずつわけてあげようと提案する。ためらいなが
ら、恥ずかしそうにみんなの好意を受け入れ、お弁当を貰うスタンリー。
 そんな友情を引き裂く事件が起こった。食い意地の張った国語教師のヴァルマーが
昼食の時間に4-Fのクラスにやってきて、生徒たちの弁当を横取りしたのだ。自分
勝手な彼は、仲間の弁当を貰っているスタンリーを目の敵にして、「ネズミめ、弁当
を持ってこれない生徒は学校に来る資格がない!」と叱りつけ、スタンリーを追い出
してしまう。
 その日からスタンリーは学校にも来れなくなってしまって…
-------ここまで-------

まあ、こういうお話です。
まず、気に入らなかった点から書いていこう。
・オープニング前に献辞がだらだら続いてかったるい。(誰も知らない)
・オープニングロールのアニメーションでネタバレ。
・本編開始直後もなんとなく間延びして直ぐに映画に没入できない。
・ヴァルマー先生の食欲が異常。ちょっと引く。
・何よりも作品のテーマが不明瞭。最後の最後でスタンリーがお弁当を持って来られない本当の理由が語られ、説明文が挿入される。それがテーマならこの映画のストーリーは何のため?と思ってしまう。

良かったところ。
・何よりも子供達の演技が自然。演技なのかどうかも忘れてしまう。表情がとても良い。
・そして、子供達が元気で子供らしい。思わず日本の子供達と比較してしまう。国の勢いってこんなところに出るのだろうか。
・スタンリーがとても真っ直ぐで前向きな子なので、つい応援したくなる。
・友達のキャラが良い。
・ロージー先生が素敵。
ロージー先生って誰かに似てると思ったのだが、後になって長谷川夕希子さんに少し雰囲気が似ているんだと気づいた。
「Missy&Lady」早く復活してくれないかしらね-。大好きだったんだけど。

そんな映画なのだが、プラスマイナスの決算後はプラスと出ました。
子供達の自然なやりとりが面白くて、それだけでも見る価値があります。

余談だが、映画館でインドのお菓子をおまけでいただいた。
袋を開けた瞬間、もろインドの香りが直撃・・・。
つまり、カレー風味ということ。だけど、甘い。甘いカレー味。どういうこと?
不思議な味だけど、美味しいんだよ。

やっぱり、インドって不思議な国だよね。
ナマステ。

★★★ (映画中年 猫助)

「スタンリーのお弁当箱」はただ今絶賛上映中。
公式サイトはこちら。
↓   ↓   ↓   ↓
http://stanley-cinema.com/

サラ・ブライトマン

嫁のリクエストにお応えして、サラ・ブライトマンの来日公演に行ってきた。


(公式ホームページより拝借)

サラ・ブライトマンといえば、「オペラ座の怪人」のオリジナルキャストであり、「Time To Say Goodbye」の大ヒットにより世界中で愛されている歌姫である。
しかし、僕が生でその歌声を聴くのは今回が初めてなのだ。
5000人のキャパを誇る東京国際フォーラムのホールAは観客で埋め尽くされている。
高まるテンション。
いよいよ幕が上がる。

オープニング曲は「星空のエンジェル」。
第一部はこの曲を含むニューアルバム、「ドリームチェイサー(夢追人)」に収録されている曲を中心に進行していく。
テーマは宇宙。
背景に映し出される神秘的な映像が曲と見事にシンクロしている。
照明の素晴らしさと相まって、舞台上が一つの異空間に変わっている。
サラ・ブライトマンは相変わらず美しく、まるでアルフォンス・ミュシャのポスターから抜け出てきたような雰囲気だ。
ただ、以前よりも少しふくよかになられたようで、角度によっては一瞬、上沼恵美子に見えるときがある。
ああ、こういうことを書くからひんしゅくを買うのだな、僕は。

歌唱力については文句を付けるところが微塵もない。
素晴らしい。ブラボー!
第一部のエンディングは「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」。
こんなにすごい歌を聴いたら寝てなんかいられませんよ。

話は変わるが、舞台にはバンドメンバーが4人しかいなかった。
キーボード×2、ギター、ドラム。
これだけでどうしてこんなに厚い音が出せるんだろうか。
天才ミキサーがいるのか。
ということも思ったのだが、どうしてもストリングスやコーラスがいるとしか考えられない。
オケピがなかったので、裏にいたのだろう。
まさか、バンドメンバーはゴールデンボンバーで、音はCDなんてことはないよね。
ああ、また余計な事を書いてしまった。

第2部は名曲のオンパレード。
「オペラ座の怪人」を聴いたときは、本当に鳥肌が立った。
表現が間違っているのは分かっているが、これが一番近い感覚なのだ。
どこまでハイトーンが出るの?すごいよ!
締めくくりは「Time To Say Goodbye」。
もう言葉も出ない。
エンターテイメントの極致がそこにある。

アンコールは「ヴィーナス・アンド・マース」(ウイングス万歳!)を含めて3曲。
気がついたら自然に立って精一杯の拍手を贈っていた。

感動、感動、そして感動。
夢のような2時間だった。

嫁も十分に満足してくれたようだ。

その日は東京に泊まったのだが、自分一人の時はビジネスホテルに泊まるが、せっかくなので銀座の少しお洒落なホテルに宿をとった。
これにも嫁は喜んでくれた。
これで良いのだ。
嫁が喜んでくれれば、僕はそれだけで満足だ。
その価値はプライスレスなのだから。



サラ・ブライトマンさんの日本語公式サイトはこちら。
↓   ↓   ↓   ↓
http://www.emimusic.jp/sarah-brightman/





エミール・クラウス

東京ステーションギャラリーに行ってきた。
まず、日本の中心である東京駅にこんなギャラリーがあることがすごい。ぜいたくだよね。
東京に美術館が集中しているのは人口からみて仕方ないことだが、災害時に美術品を守る方法を完璧にしておかないと、万一の時に人類の宝を失うことになりかねない。

それはさておき、見たかったのは「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展だ。
クラウスは1900年前後に活躍したベルギーの画家であり、時代の流れとして印象派に大きな影響を受けている。
それを「ルミニスム(光輝主義)」として独自のスタイルに昇華させたが、個人的にはこの辺りが近代絵画の終着駅なのかと思う。
印象派は光の表現に腐心したわけだが、どうしても越えられない壁に突き当たる。
それを乗り越えるには網膜に写るものを描写するだけではなく、脳が認識している物の本質をキャンパスに表現しなくてはならない。
それが表現主義であり、絵画の世界ではフォービズムやキュビズムに発展していく。
ここんところの、越えられない一線をサクッと越えちゃったのがセザンヌなんだろうね。
音楽の世界で言えばワーグナーか。
以後は現代美術、現代音楽の時代に突入し、一般大衆は取り残されていくことになる。
だって、作者の脳内の感覚は共有できないからね。近似体験をした人だけがかろうじて理解できるのだろう。
このエッジの上に立っているセザンヌの絵やワーグナーの音楽は面白い。僕は大好きだ。

前置きが長くなってしまったが、エミール・クラウスはすごい。
ルミニスム(光輝主義)を標榜するだけあって、画面に光が満ちあふれている。
以前にも書いたことがあるが、複製画は決して本物を再現できない。
印刷ともなれば、全く別物といってもいい。
これは本物を見るしかない。クラウスの本物の絵を見る機会を与えられた自分は本当に幸せ者だ。
実物からは遠くなってしまうが、雰囲気だけでも皆さんにお伝えしたい。

「昼休み」(1887~1890年頃)

僕はこの絵が一番好きだ。何時間だって眺めていたい。
人物は後ろを向いているし、背景は青空でもなく、日常の一部分を切り取ったに過ぎない。
でも、画面は明るい陽光に溢れ、自分がまるで絵の中に入り込んでいくように感じる。
草の匂いや柔らかい風が感じられるのだ。
絵を見ているだけで不思議と心が静かに落ち着いてくる。

「レイエ河畔に座る少女」(1892年頃)

少女の隣に座って、川の流れをぼんやりと眺めていたくなる。
実際にやったら通報されると思うけど。

「晴れた日」(1899年)

これも優しい光で溢れている。
暗部は古典主義のように脂色を用いることはなく、近くで見ても濁った色は一切使われていない。
それにもかかわらず、決して「眠い」画面になることがなく、メリハリのきいたコントラストが表現されている。
これも以前書いたことだが、画家の目は本当に素晴らしい。
古今東西のどんな名玉をもってしても、レンズを通してこんな描写はできないだろう。

「レイエ川の水飲み場」(1897年)

緑がとても鮮やか。

「レイエ川の黄昏」(1911年)

夕陽をそのまま画面に閉じ込めたかのように、まぶしいばかりに輝いている。
本物をお見せできないのが残念でならない。

「ウォータールー橋、黄昏」(1918年)

ロンドンのウォータールー橋をモチーフに、夕景の瞬間を表現している。

同じモチーフを印象派の元祖、クロード・モネが描いているが、その一枚が展覧会に出品されていた。
「霧の中の太陽(ウォータールー橋)」 クロード・モネ(1904年)

光だけではなく大気までも表現しようとしたモネに対して、クラウスはあくまで光の一瞬の輝きにこだわった描写を見せている。
どちらが好きかと聞かれると、本当に困ってまう。
お父さんとお母さんのどっちが好き?って聞かれるようなものだ。
結局、どっちも好き、と答えてしまう。

何度も書くが、エミール・クラウスのすごさは実物の絵画でしか伝わらないと思う。
このブログを見て、興味を持たれた方がいらしたら是非足をお運びになることをおすすめします。
後悔はしないはずです。

「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展は7/15(月・祝)まで東京ステーションギャラリーで開催。
その後、石川県、碧南市(どこ?)と巡回します。

坊ちゃんの街に来た。

仕事で愛媛県の松山市に来た。

大阪空港から飛行機に乗る。
こちらは何かと話題のボーイング787。

実際に乗ったのは、みんなの大好きなボンバルディア。

いろいろトラブルがあったという点ではどちらも大差ない。
自分は飛行機大好きなので、どちらでも良いのだ。
で、飛行機は窓際に座るに限るよね。

この景色が見たいわけよ。

夕食は郷土料理の店を探そうと思ったのだが、外に出るとあいにく雨が降っていた。
傘を取りに部屋に戻るのも面倒だったので、ホテルの目の前にある定食屋さんに飛び込んだ。

「お食事処 味恵」さん。
メニューが豊富なのだが、セットにすると何故か麺類が一緒についてくる。こちらでは一般的なんだろうか。大阪の人がお好み焼きとご飯を一緒に食べるようなものか。しかし、カレーとざるそばって異種格闘技感が結構強いと思うのだがどうか。

注文したのはカツ丼セット。
数分待って出てきたのがこちら。

これで680円は安い。ちなみにビールは大瓶一択で500円。
うどんはハーフサイズではなく、きっちり一人前。これは大変ですよ。お昼にやよい軒で回鍋肉エビチリ定食を食べたのでね。
しかし、結構美味しいので問題なく完食。また主治医が渋い顔をするのが目に浮かぶ。
ガッツリ食べたい時にはいいかもしれない。

明日は仕事を終えたら宝塚に移動する。
松山はとてもいい街なので、今度はプライベートでのんびりと滞在したい。
プロフィール

猫助

Author:猫助
ウナギの里、浜松市在住。
オートバイと猫とビールをこよなく愛するオッサン。
肺年齢は89歳。

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